杉本選手の突破がしびれた試合でした

こんにちは。


リカルド監督のベンチウォーマー、すっかり定着してきちゃいましたね。
試合後のインタビューで「ポカリスエットの宣伝のためだよ」なんて言っていましたが、こうした茶目っ気というか、願掛けを実行し続ける頭の柔らかさを見ると、いい監督が来たなぁ~としみじみ感じます。


さて、昨日は、ヴォルティスにとって重要な、大きな中盤のヤマ場でした。
1位との差が、負ければ勝ち点10差に、勝てば勝ち点4差になる大事な試合でした。



前節のサンガ戦で、布部監督がヴォルティス対策のヒントを見せたこと、また、アビスパの監督がかつての日本代表DFの井原監督ということもあり、しっかり守ってきて、ヴォルティスのサッカーをさせてくれないことを心配していました。



しかし、我がヴォルティスはいつも通りのサッカーを展開し、勝利です。


すばらしい、の一言。これにつきます。



前半からポジションをしっかり取って、攻め込んでいきます。


とくに素晴らしかったのは、相手が完全に守備体制に入っているのに、サイドに逃げず、中央から面白いようにパスを通して崩していくことです。



あそこまで引かれた相手に、ここまで堂々と崩しに掛かるチームも、J1でもあまり見られないのでは無いでしょうか?!



崩しに掛かったパス回しが相手DFに引っかかっても、ポジションがいいので半分くらいはすぐに取り返すことができていたように見えました。これも凄いことです。



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そんな果敢な攻めを見せてくれた中で「2トップが取らないなら俺が取ってやる」でおなじみの島屋選手が決勝ゴールを決めてくれました。今年のヴォルティスは、岩尾選手と島屋選手のベテランの組み合わせが、まさに屋台骨となっていますね。この屋台骨が、チームの安定感やプラスアルファのアイディアを出していると思います。



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個人的には、その決勝点に繋がった杉本選手の果敢な突破を、この試合でのベストプレーに挙げたいと思います。



ペナルティエリア内に少なくとも2名のDF、1名のGKが見えているなかで、後ろを向かずに突進していった、あの姿には感動しました。確かに、アビスパDF2名が押さえ込みに来ましたが、杉本選手を倒してしまったときに、ふっと相手DFの集中が切れたように見えた(見ている私も「あ~だめか」と思った)。



そこに、すかさず島屋選手が駆け寄ります。


さらに、最初に付いていたDF2名の気が抜けたさまを見て危険を察知した元ガンバの岩下選手が慌てて入ります。


しかし、杉本選手も倒れたままなんとかボールをゴール方向に動かし、それを島屋選手が上手く拾ったゴールだと思います。


つまり、ヴォルティスの選手側はゴール直前ということもあり、集中が切れていなかったと思います。



こうした集中力や気持ちを見せるプレーは、杉本選手の良いところですね。


周りの選手にもその闘志が乗り移っているように感じます。



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さあ、来週は首位ベルマーレ戦です。


監督、スタッフ、選手の皆さん、スッキリと体調が回復することをお祈りしています。


気づけば、ヴォルティスの得失点差はリーグ1位です。


ということは。。



また週末が楽しみですね!


頑張れヴォルティス!